【書評】脳内麻薬を読みました。
かなりぶっとんでいる方でしたが、
非常にまじめに脳科学に取り組んでいるということも伝わりました。
書籍が紹介されていたので、買おうとしたら、アマゾンの中古がどんどん売れていき、結局高い中古を買いました。
改めてテレビの強さを知りましたね。
さて本題。
脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書)
- 作者: 中野信子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/01/30
- メディア: 新書
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【だいたい100文字サマリー】
人間の頭には、快楽を感じるドーパミンと苦痛を和らげるオピオイドという物質がある。
ドーパミンやオピオイドが発生すると「本能(食事)」を忘れるほどになる。
快楽は、社会的報酬によっても生み出される。
社会的報酬とは、信頼や信用や尊敬や承認などである。
つまり、この社会的報酬を仕事で相手に感じさせるコトが大事。
【学び】
1)社会的報酬には、
「承認」、「評価」、「信用」、「信頼」、「尊敬」さらに
「友人関係」、「知名度向上」がある。
2)承認を相手に感じてもらうには、「Iメッセージ」
Iメッセージ=「私はあなたを○○と感じた」と自分の言葉で述べる事
3)信用・信頼・尊敬を伝えるには、この言葉を理由と共に、そのまま相手に
伝える事。「私は、○○の理由で、あなたを特に信用している」
4)金銭報酬と社会報酬(名誉など)を双方提示した場合には、社会報酬が上回る。
→発想の競争を促す事で、チーム競争を生ませる。
(実験:カール・ドゥンカーの「ロウソクの問題」)
5)周囲との比較=相対的な違いと優位性により幸福度に違いがでる。
周囲より上位である=それを維持したい=中毒性が働く(ソシャゲのケースなどもそう)
6)人間が社会的報酬を求める理由は、種の保存のためである。
種の保存→助け合い→自己犠牲をし→他人を助けときに評価される→それが気持ちよい
と感じる仕組み、これらが「種の保存」のために自然と生まれていった。
ウォークマンまで、まだまだ。がんばろうー。