次のウォークマンをつくるまでの研鑽の日々

インターネットビジネスの事業分析、新規ビジネスのアイデアの吐き出し、読んだ書籍からの学び、日々起きた仕事現場での学びを書き綴る。

【書評】生き方 稲盛和夫著

稲盛さんの書籍、初めて読みました。

内容は、終始一貫しており「人間として正しく生きることが大事」ということを説いている。

その「正しさ」の追求こそが、経営における「ぶれない指針」だったと述べている。また、この正しさのひとつにある「利他」こそが、ビジネスでの成功に繋げる大原則とも述べている。 

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

 

 

では、ここで言う「正しさ」とは何か?

それは、集約すると下記10原則にまとめられるような気がする。
1.苦労を試練として前向きに成長の機会ととらえる事
2.嘘をつかないこと
3.正直であること
4.欲張らない事
5.協調性をもつこと
6.明るく肯定的である事
7.思いやり、優しい心をもつこと
8.努力を惜しまないこと
9.利己ではなく、利他の精神をもつこと
10.臆病さ、慎重さ、細心さに裏打ちされた実行



■人生の結果とは何によって持たされるのか?
考え方×熱意×能力=人生・仕事の結果

考え方=人間としての正しさ
熱意=願望の大きさ・高さ・深さ・熱さの4つからなるもの


■熱意がある人の仕事の仕方
「見えるまで考え抜く」
具体的にどうすれば、よいのか?が細部までイメージが湧くまで考え抜く事。


■能力がある人の仕事の仕方
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行すること。
臆病さ、慎重さ、細心さに裏打ちされていない勇気は、単なる蛮勇に過ぎない
答えは常に現場にある。(現場百ぺん)


■仕事人の3つのタイプ
自燃性:自ら勝手に燃えてくれるタイプ
可燃性:火を近づける燃えるタイプ
不燃性:火を近づけても燃えないタイプ


■能力の使い方
己の才を「公」に使う事を第一義として、「私」のために使うのは第二義とする。


■リーダーシップの3つの要件
1.人格
2.勇気
3.能力


■リーダーが持ってはいけない4つの要件
1.偽(嘘偽りをつくこと)
2.私(利己的であること)
3.放(わがままであること)
4.奢(おごり、あぐらをかくこと)


■心を磨く6つの精進
1.誰にも負けない努力
2.謙虚にして驕らず
3.反省ある日々をおくる
4.生きている事に感謝
5.善行、利他行をつむ
6.感性的な悩みをしない

■素直さとは
人の意見をよく聞く大きな耳
自分自身を見つめる真摯な目

 

 ウォークマンまで、まだまだ。がんばろうー。