異動後8ヶ月の振り返り
起業家としてうまくいくために
起業の仕方を知る→選択肢を知って自分に合うやり方を決める
1.選択肢とメリデメの整理
2.ライフスタイルにあった起業スタイルの定義
3.選択肢別にフィットする事業形態の定義
経営者として身につけるべきことを洗い出して、現状とのギャップを図る
1.専門スキルよりも、「知識と情報量」で勝負する
・最新の情報を入手して、そこからの学びを事業に活かす
・新しいサービスやプロダクトを貪欲に体験する
2.「英語力」をつける(海外の情報を理解できるようにする)
3.市場や競合の分析する力を身につける
3-1.見てわかるもの
・決算資料
・ニュース記事
・プロダクト(サービス)自体
・ユーザーの評価
3-2.聞いてわかるもの
・ネットワーク
・質問力・ヒアリング
4.戦略オプションを増やす
企業やサービスの分析から各企業の取り組み戦略と戦術を言語化する。
異動から5ヶ月で感じたこと
自分の能力を振り返る
転職から半年で感じたことのまとめ(私用メモ)
【書評】ストーリー・ウォーズ(ジョナ・サックス著)
ブランド理解のための第3弾は、スター・ウォーズのパロディ作品をつくったジョナ・サックスの書籍。タイトルに惹かれて購入しました。
【学び】
1.ブランディングにはやってはいけない5つの大罪がある。
■1.準備段階
1-A:オープニングイメージ(p.1)
物語全体の雰囲気を提示。主人公の設定と抱えている問題を提示。
1-B:テーマの開示(p.5)
メインテーマの開示。主人公の抱える問題の解決法など、動機を与える。
1-C:お膳立て(セットアップ:p.1-10)
主人公以外のメインキャラ達(サブキャラ)を提示。過去やプロフィール等、設定の描写。
1-A及び1-Bを含む。
1-D:きっかけ(触媒:p.12)
一つ目の大きなイベント発生。
友人、恋人候補に出会う、敵と出会うなど、物語が動き出す。
1-E:熟慮(p.12-25)
主人公の前に、今、選択すべき問題が発生。ここで主人公は賭けに出るまでを悩む。
1-F:第二セクションへ移行(p.25-30)
主人公は決断し、新しい世界への扉を開ける。
■2.対立
2-A:サイドストーリー(p.30)
サブキャラの主人公に対する感情を設定、開示。
ここでハッキリとした敵対が生まれる。他に友情、恋愛感情なども現れる。
2-B:楽しみと遊び(p.30-55)
軽い調子のお約束的展開と中間点への伏線。
物語の中だるみを防ぎつつ、読者の共感を呼ぶ効果がある。
2-C:中間点(p.55)
主人公のストーリーと敵のサイドストーリーがクロスする。
物語はここで一旦、主人公が大敗し決着する。
その結果が、それぞれの利害関係を発生させることを明示する。
2-D:悪役に迫る(p.55-75)
勝った敵キャラがグループを組んだりして、より勢力を伸ばす。
2-E:全て失う(p.75)
主人公の人生はめちゃくちゃになり、死にたくなる。
味方のサブキャラである友人や恋人は死亡したり、裏切ったりする。
2-F:どん底(p.75-85)
主人公が、どうしてこうなってしまったのか、と考え込んで死にそうになる時期。
ここで主人公は、今までのストーリーで学んだことや、気づいたことを思い返し、自信回復へと繋げていく。
2-G:第三セクションへ移行(p.85)
自信を取り戻した主人公は強くなるため修行に入り、勝利の鍵を掴む。
■3.解決
3-A:大詰め(フィナーレ:p.85-110)
主人公はこのストーリーで学んだことの全てを敵にぶつける。
敵は倒れ、主人公の世界はより良い方向へ向かう。
3-B:エンディングイメージ(p.110)
オープニングとは逆のイメージ。
この物語で得た教訓で、主人公の世界がどのように変わったのかを強調する。
【書評】ブランド戦略シナリオ (阿久津聡、石田茂著)
ブランド学びのために読んだ、第2弾は「ブランド戦略シナリオ (阿久津聡、石田茂著)」。「ブランドづくり」とその「ブランドのコミュニケーション」の仕方を体系的にまとめている良書だと思います。
【思考フレームの全体像】
【学び】
1)顧客の表層・深層でのニーズとウオンツと企業(商品)の表層・深層での価値がマッチし、適切なコミュニケーションをとることで、ブランディングは成功する
▼顧客の表層
・顧客視点の機能ベネフィット:商品の体験によって得ることができると感じる物理的な価値
・顧客視点の情緒ベネフィット:商品の体験によって得られる感情的な価値
・顧客視点の自己表現ベネフィット:商品の体験によって得られる自己演出(ex:ベンツ=金持ち)、情緒価値より深い感情に訴えかける価値
・態度:「好き・嫌い」、「合う、合わない」、「善い、悪い」、「欲しい、欲しくない」の4つに分類される
▼顧客の深層
・価値観:顧客自身の価値観(何に喜びを感じ、何に憤りを感じ、何に怒りを感じるのか?などのその個人の価値観)
・期待:その顧客が健在・潜在で欲しがっている「自己表現」(○○にみられたい)、「感情」(○○なキモチを味わいたい)、「体験」が期待である。
▼商品の表層
・パーソナリティー:商品がもつ人格「どんな人間に見られたいか、見られているか」
・企業視点の機能ベネフィット:商品の体験によって得られる物理的な価値
・企業視点の情緒ベネフィット:商品の体験によって得て欲しいと思っている感情的な価値
・企業視点の自己表現ベネフィット:商品の体験によって得て欲しいと思っている自己演出(ex:ベンツ=金持ち)、情緒価値より深い感情に訴えかける価値
・属性:商品が保有している特性・事実(開発チーム、開発工程、商品の素材、ユーザー、利用方法など)
▼企業の深層
・企業のビジョン:企業自体が成し遂げたい世界
・企業の価値観:企業が大事にしている行動規範、文化
・商品のビジョン:商品を体験したり、普及したりすることによって得られる世界
・商品の価値観:商品の開発、販売、納品行為において実現する行動規範、文化
2)顧客の現状認識を正確に把握することが大切。そのために、有効なのは「基本価値」と「情緒価値」がどのような思考の連鎖になっているかを紐とくこと。
この紐解き行為によって「ブランディング上の課題」も明確になる。
(例:アセロラドリンクの場合は、顧客サイドに、「肌=ビタミンC」という連鎖はあったが「ビタミンC=レモン・ビタミン剤」であったため、「アセロラC=レモンの40倍のビタミンC」というメッセージを訴求するに至った。)
3)メッセージ選定と伝える順番を戦略的にやる。
例えば「アセロラC=レモンの40倍のビタミンC」というメッセージを立証させるために効果的なチャネルは何か?ということを考えること。
お笑い芸人がCMで言うよりも、健康番組で医者が伝えたほうが説得力が増す。つまり、そのメッセージを伝える最適チャネルを設計することが大事。
4)ブランドパーソナリティーの設計フレーム
ブランドパーソナリティーの設計手順は下記5つである
①:ブランドが構成する「形容詞」を出す
例:一貫した、主張のある、楽天的な、柔軟な、有能な、パワフルな、先進的な、気配りのある、繊細な、誠実な
②次に、その形容詞の対義語を出す。
例:一貫した⇔一過性の、主張のある⇔流されやすいなど
③その形容詞から受ける印象を記載する
例:一貫した(ポジ)→古臭い(ネガ)、一過性の(ネガ)→先進的な(ポジ)
④その上で、自分たちの商品・サービスと近いパーソナリティーを定義する
⑤そのパーソナリティーがあらわすクリエイティブを定義する
ウォークマンまで、まだまだ。がんばろうー。
【書評】「差別化するストーリー」の描き方(高橋宣行著)
会社にて、ブランディングを考えたマーケ戦略づくりを求められているので、これまで独学でインプットしてきたものを体系的に理解しようということで、書籍5本を読みました。
■第1弾「差別化するストーリー」の描き方 著 高橋宣行
【学び】
ブランドのポジションをつくるために「企業視点」だけではなく、「世の中の動き」と「顧客のニーズ」を盛り込んだポジション作りが必要。
■ブランドポジションのつくりかた
1)まずは、誰を狙った商品・サービスなのかを決める
2)次にそのターゲットの現状を「マイナス視点」と「プラス視点」で認識する。
マイナス視点=何に困っているのか?どんなことに憤りを感じているのか?どんな点に困っているのか?閉塞感を感じるとしたらどんなことか?しかたなくお金を払っているときはどんなときか?
プラス視点=どんなことを楽しんでいるのか?どんなことに喜びを感じるのか?どんな瞬間に笑顔になっているのか?楽しくお金を払っているときはどんなときか?
3)そのブランドがもっている価値を洗い出す。
基本価値→体験価値→情緒価値の順序で洗い出す。
(例ダイエットコーラ:「基本:ゼロカロリーでスカッとできる」→「体験:仕事で疲れ時にも、頭を回転させる存在」→「情緒:ハードーワークなビジネスパーソンとしてのプライド」
4)ターゲットの「マイナス・プラス」視点とブランドンの「価値」が合致する場所を探す。
5)その場所には3つの要件が盛り込まれているべき。
-新しい価値観があるか?
-ホカとの差別性があるか?
-時代の予感があるか?
6)その場所を「基本価値」→「体験価値」→「情緒価値」の言葉で定義する。
ここでつくった言葉は「顧客との約束」を意味する大事なモノであるべき。
7)最後に、「基本価値」→「体験価値」→「情緒価値」をどうやって実現するのかを「商品のもつ機能」、「商品に付随するサービス」、 「商品を提供するチーム」、 「プロモーション」に落とす。